黒く艶やかなる獣の檻 その13

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スイッチの効果は、あまりに劇的だ。
はしたなくも、あどけない少女の裸体がぴくんと快楽反応に跳ね上がる。
いや‥‥芋虫さながら、雁字搦めの拘束衣をまとう少女のカタチは、むしろ小動物の
交尾めいてなまめかしくも色めきたっている。
小さな携帯のモニタの向こうで、これほどまでに悦びをあまさず表現されたら‥‥
見ている私までが、ごくりとツバを飲んでしまう。
あごを上げ、尺取虫のようにかかげたお尻をふりたてて。
背中でみっちり喰い締めるアームバインダーを軋ませ、絶望の味を愉しみつくす。
そんな童女に、さらにたっぷりと被虐の油をそそぎこむ。
コンソールの上から小テスト中の生徒たちと筆記具の音をたしかめて、風邪マスクを
ずらし、そっと、濡れた唇をかなめにみせつけて告げる。
残酷なドミナの命令を、強制させる。
「みててあげるから、30秒以内に、イきなさい」
「ひぅ‥‥ン、づ!」
ひときわ大きく、ぴくんと跳ねあがった白磁の裸体を、妬ましい目で眺めつづけた。
あんなに無力で無抵抗で、自由のカケラをむさぼって身悶える様子に。
‥‥羨ましい。
あんなにも、感じて、よがりつくして、しかも‥‥
しかも、その快楽の源泉を自力では絶対に止められないのだ。イって、イかされて、
やめてと懇願する唇さえ割り裂かれて、気絶してる間でさえよがり狂わされてしまう。
なんと甘く、残忍な煉獄のあぶり火なのだろう。
昨夜のなごりを思いだす。
まだヒリヒリしている花芯が疼き、カラダの底で熾き火がくすぶりだす‥‥


               ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


永遠の夜が終わり‥‥土曜の朝がやってくる。
官能をくまなく掬われ、末期のひとしずくまで雌の悦びを吸いだされた気分だった。
尽きることないオンナの泉は限度をしらない。
性奴隷として扱われ、むごく虐めぬかれ、優しく犯されつづけた。
たかがローティーンの少女に、どれだけイかされ、どれだけ悶えさせられ、どれだけ
甘い嬌声をしぼりとられたか。すべて霧散するほどの無間地獄の果て、眠りながらも
ひく、ひくっと裸身がイってしまう苛烈な調教を施されつづけて‥‥
「‥‥んっ、んぁ、あ、れ?」
目覚めてまず、口が自由に動き、声を出せる、そこに驚いた。
あれだけ私をよがらせてくれた忌まわしくも愛おしい拘束ギアは、さっぱり裸身から
外されている。見上げた天井はかわらずほの白い。
ガンガンに暖房を効かせた室内で、シーツとケットをかけたきりの状況だ。
呆けながら起きあがり‥‥硬直する。


――私の腰を枕にして、抱きついた音羽かなめがすうすう寝息を立てていた。
――いつの間にか、完全無欠の拘束を施された姿で。


(続く)



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